劇団俳優座出身で、俳優養成所「無名塾」の主宰をしている仲代達也(なかだいたつや)さん。
演劇・映画・テレビドラマで活動を続け、日本の映画界を支えてきた代表的俳優です。
出演映画が米国アカデミー賞と世界三大映画祭（カンヌ・ヴェネツィア・ベルリン）の全てで受賞しており、俳優の他にも演出家・歌手・ナレーター・声優として活躍しています。
そんな仲代達矢さんのプロフィールや経歴、結婚した妻や息子・養女は？両親（父母)・兄弟姉妹、若い頃の画像がイケメンについてご紹介します。
(出典:日本タレント名鑑)
仲代達矢のプロフィールや経歴
仲代達矢さんのプロフィールや経歴についてご紹介します。
プロフィール
(出典:スポーツ報知)
仲代達矢さんのプロフィールはこちら！！
名前 仲代達也 (なかだい・たつや)
本名 仲代元久 (なかだい・もとひさ)
生年月日 1932年12月13日
年齢 91歳 (2024年11月時点）
出身地 東京都目黒区
身長 178cm
体重 75kg
血液型 B型
職業 俳優・演出家・歌手・ナレーター・声優
仲代達也さんは、学生時代にアルバイト先の先輩から「お前は少し顔が変わっているから」という理由で役者を勧められたこともあり、その道を目指すことになったそうです。
経歴
高校卒業後、1952年、俳優座養成所を受験して合格、養成所の第4期生として入所しました。
同期生には宇津井健(うついけん)さん・佐藤慶(さとうけい)さん・佐藤允(さとうまこと)さん・中谷一郎(なかたにいちろう)さんがいます。
1954年、養成所時代に『七人の侍』でセリフなしの浪人役として映画デビュー。
1955年、養成所を卒業し準劇団員扱いで俳優座に入団。同年9月の公演『幽霊』で、オスワル役に抜擢されました。
映画会社大手5社から専属俳優にと望まれましたが、舞台へのこだわりなどから、結局どの会社とも専属契約を締結せずフリーランスの道を歩み続けています。
1962年には、黒澤明(くろさわあきら)監督の『椿三十郎』、1963年に『天国と地獄』でも起用されました。
映画では、1959年『鍵』、1962年『切腹』、1964年『怪談』、1967年『上意討ち 拝領妻始末』などに出演し、1968年にはイタリア映画『野獣暁に死す』に出演。
舞台俳優としても引き続き活躍、俳優座の看板俳優として演劇界でも地位を確立しました。
映画1974年『華麗なる一族』で一人二役を演じ、1976年『不毛地帯』では主役を務めています。
1975年に、妻・宮崎恭子(みやざきやすこ)さんと共に「無名塾」を創立して後進の養成を開始。
1979年には、俳優として縛られず活動したいとの理由で、俳優座を退団。以後は無名塾公演で、脚本・演出を妻に任せ、自分が出演する形で演劇を継続してきました。
1980年の『影武者』で、黒澤明監督との確執で降板した勝新太郎(かつしんたろう)さんの代役として、急遽主役に抜擢され、同作はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。
テレビドラマにおいては、1972年のNHK・大河ドラマ『新・平家物語』で平清盛を演じ、1996年の『秀吉』で千利休を、2007年の『風林火山』では武田信虎を演じました。
2010年、久々の主演映画『春との旅』が公開され、日本映画批評家大賞・ダイヤモンド大賞・荻昌弘賞、イタリアのAsian Film Festival Reggio Emilia 最優秀主演男優賞を受賞。
2015年、文化勲章を受章。
2020年、86歳にして主演映画『帰郷』が公開され、インタビューにおいて
「もしかしたらこの映画が（自分の）最後の作品になるかもしれない」
と話しています。
■主な受賞歴
1963年：『切腹』ブルーリボン賞・主演男優賞、第36回キネマ旬報賞・男優賞
1980年：ゴールデンアロー賞・大賞・映画賞
1982年：『鬼龍院花子の生涯』マニラ映画祭・主演男優賞
1983年：『鬼龍院花子の生涯』日本アカデミー賞・優秀主演男優賞
1992年：芸術文化勲章「シュヴァリエ」
1996年：紫綬褒章
1999年：モンブラン国際文化賞
2003年：勲四等旭日小綬章
2007年：文化功労者
2013年：川喜多賞/朝日賞
2015年：文化勲章
2016年：日本アカデミー賞・協会栄誉賞
2019年：東京国際映画祭・特別功労賞
2021年：菊池寛賞
など、他にも多数の賞を受賞されています。
■仲代達也さんが命名した「無名塾」出身の俳優
・役所広司(やくしょこうじ)さん
役所広司さんの前職が役所勤めだったことに加え、役どころが広くなることを祈念して仲代達也さんが命名しました。(本名は橋本広司/はしもとこうじさん)
・神崎愛(かんざきあい)さん
神崎さんの「神」という字に合う名前は「愛」しかないというのが理由で、仲代達也さんが命名したそうです。
他にも、若村麻由美(わかむらまゆみ)さんや真木よう子(まきようこ)さん・滝藤賢一(たきとうけんいち)さんなど、演技力のある個性的な俳優が「無名塾」から数多く輩出されています。
仲代達矢の結婚した妻や息子・養女は？
仲代達矢さんの結婚した妻や息子・養女について調べてみましたので、ご紹介します。
仲代達也の妻
1957年、仲代達也さんは、1つ年上で俳優座所属の女優・宮崎恭子さんと結婚しています。
(出典:Wikipedia/1960年頃の仲代達也さんと恭子さん)
2人の出会いは、1955年に舞台『森は生きている』で共演したことがきっかけでした。
結婚後、恭子さんは脚本家に転じ舞台演出も手がけ、1975年からは、仲代達也さんと共に俳優を育成する「無名塾」を主宰しています。
その後、1996年に妻の恭子さんは膵臓がんのため、65歳の若さで他界。
恭子さんが亡くなった後、無名塾公演は演出家を招くか、時には仲代達也さんが演出を兼ねる形で続いています。
息子・養女
仲代達也さんと恭子さんの間には子供がいません。
しかし、俳優の滝藤賢一さんが息子？と間違われることがあるといいます。
2人の顔が似ていることが、息子と間違われる理由のようです。
(仲代達也さん)
(滝藤賢一さん)
言われてみれば、目が大きくはっきりした顔立ちが似ているでしょうか。
滝藤賢一さんは無名塾出身の俳優で、仲代達也さんとは子弟関係になります。
仲代達也さんと恭子さんは、1962年に死産という残念な出来事から子供がなかったため、恭子さんの妹・宮崎総子(みやざきさとこ)さんの娘を養女に迎えています。
お名前は「奈緒(なお)」さんといい、4歳の時に養女となり、仲代達也さんと共演したこともあるそうです。現在は、歌手をしています。
(出典:jprime.jp/仲代奈緒さん)
2019年5月21日の「週刊女性PRIME」に掲載された記事によれば、新たにもう一人の養女が迎えられたと報じられています。
当時、86歳の仲代達也さんが30代の女性と新たに養子縁組をしたという話です。すでに養女となっている奈緒さんも承認しているとのこと。
(出典:週刊PRIME/仲代達也さん(左)と30代の養女)
その30代の養女は、
「実は、私は仲代さんの養子に入りました。理由は、仲代さんの“終活”にあたり、この“ポジション”を守る者が必要だからです。」
と話していました。
奈緒さんを養女に迎えていながら、なぜ、新たに養子縁組する必要があるのか、そのあたりは解明されていないようです。
法律的には何ら問題はありませんが、相続などの財産分与に関わってくるので気になるところですよね。
仲代達矢の両親(父母)や兄弟姉妹は？
仲代達矢さんの両親(父母)や兄弟姉妹について、ご紹介します。
仲代達也さんは、4人兄弟(姉・ご本人・弟・妹)の長男として生まれました。
父親は、茨城県の農家出身で京成電鉄のバス運転手で、母親は、五反田の薬局の看板娘でした。
父親の転勤により千葉県津田沼や東京都世田谷区瀬田に移り住んでいます。
仲代達也さんが8歳のときに、父親が結核で他界。病弱な父が早逝したため家計は苦しく、第二次大戦下に過酷な幼少期を過ごししました。
やがて母親は港区青山の弁護士事務所に住み込みで働くようになり、青山の青南小学校に転校することになります。
戦時中には母を青山に残したまま、調布市仙川の大慈山永久院昌翁寺に疎開。その後、その隣町の世田谷区千歳烏山に移りました。
1945年、東京都立北豊島工業学校に入学しましたが空襲が激しいため中退することに。その後、東京都立重機工業学校へ編入します。
学制改革ののち、競馬場の切符売り、パチンコ屋などのアルバイトをしながら東京都立千歳高等学校定時制を卒業しました。
そして、高校卒業後は前述のように先輩の勧めもあり、俳優の道を目指すことになります。
仲代達也さんの弟は、シャンソン歌手の仲代圭吾(なかだいけいご)さんです。
(左から行代美都さん、仲代圭吾さん、特別出演の仲代達也さん)
行代美都(ゆきしろみと)さんは、仲代圭吾さんの妻で一緒に活動されているそうです。
仲代達矢の若い頃の画像がイケメン
仲代達矢さんの若い頃の画像がイケメンなので、ご紹介します。
彫りが深く、整ったお顔立ちがとても素敵ですね。
まとめ
舞台や映画、ドラマ・ナレーターなど幅広く活躍されている俳優の仲代達也さん。
自ら立ち上げた「無名塾」で今も演出などを手掛けています。
ということで、仲代達矢さんのプロフィールや経歴、結婚した妻や息子・養女は？両親（父母)・兄弟姉妹、若い頃の画像がイケメンについてご紹介しました。
